中古住宅を購入する前に

中古住宅を購入する前に

住宅を購入する手段として増えているのが、中古住宅の購入です。しかし、中古の場合には築年数が経過しており、さまざまな問題を抱えているリスクがあるもので、外側だけを見て判断することは思わぬ出費につながってしまうことになります。このような時に利用するのが住宅診断（インスペクション）です。
住宅診断は、中古住宅を購入するさいに事前に専門家が調査を行った上で、その問題点を洗い出すというものになります。実際のところ住宅を建ててからリフォームなどの修繕工事を行っていれば良い状態である場合もありますし、間違ったリフォームで耐震性を弱めてしまうということもあるなど住宅診断を行わずに購入をした場合には、その後に多大な出費が必要となる可能性があるものです。このようなことを防ぐために事前に住宅診断を行うことによってマイナスとなる部分を考慮して購入することができ、問題点を洗い出すことで入居前のリフォームも円滑に進めることが可能になります。

家を建てる際に必要になる住宅診断の調査内容

家を建てた後で手抜き工事だったことがわかる場合もありますから、住宅診断を行っておいたほうがよさそうです。必要な調査内容ですが、外壁や内装などは素人でも目で見てわかります。調査したほうがいいのは、確認するのが難しい屋根裏や床下の部分です。壁の裏なども家が建ってしまった後からでは、断熱材にどのような素材が使われているかといったことを調べようがありません。素人ではチェックするのが難しいことを教えてくれるのが、住宅診断の役目です。
住宅診断にかかる費用ですが、1万円～5万円と相場に幅が出ています。調べる項目によるのでしょう。自分の目で見てわかかるような箇所については対象からはずし、専門家でないとわからない屋根裏や床下にしぼって依頼すれば、費用を安くおさえることができます。調べた箇所を修理するかどうかというのは、また別の話です。住宅診断を定期的に行うと、問題が深刻化する前に早めの修理ができるというメリットがあります。